国浪(決定)生の活動記録

多分最速スタートの113回医師国家試験不合格者が114回合格者になるまでのブログです(予定)

今回のコウノドリがえげつなさすぎる件

 

  勉強をしているからといってマンガを読むのをやめたわけではなくて、特に雑誌類は曜日感覚の維持に最高なので相変わらずちゃんと読んでいるわけなのです。

 そして今回は日本産婦人科学会が全面的に協力していて様々なポスターにもなっている「コウノドリ」のお話です。

 

  コウノドリはTBSで綾野剛さん主演、星野源さん出演で話題になったのでそちらのほうでご存知の方も多いとは思いますが産婦人科医を主人公にその日常と様々なテーマを取り扱っている週刊モーニング連載の医療漫画です。

 風疹や梅毒が大流行した時にそれらをテーマとした回を無料公開したり、各種ポスターのイラストとなっていたりと大変現実での活動にも熱心なマンガなのですが……今連載中のテーマが「医療訴訟」になりそうなんです。

 詳しくは実際に読んでいただきたいのですが、端的にまとめますと妊娠中だった奥さんが急死されたご主人がその死を受け入れられず苦しんでいるところを弁護士のところに足を運んで……といった次第です。

 

 医療は進歩してもお産の安全性は100%ではない、それはコウノドリの作中でもくり返し言われているテーマです。しかし、だからといって当人やその家族が納得できるのかというのは別問題、ましてやそれが原因不明なら……今回の場合、その死の原因が主人公たちもわからず「病理解剖(病死だがその原因が不明な時、遺族の許可を得て行う解剖。刑事ドラマでよくでる司法解剖行政解剖とちがって拒否可能)」を申し出るのですがご家族は拒否され……そしてその葬儀が終わってから「死を受け入れられず」「納得いく説明」を病院に求めるわけなのです。

 

 第三者の目線からはいろいろということはできます。ですが当事者となった時の気持ちを考えると……ご主人もそしてその周囲も悪意はないんです。ただ、失ったものが大きすぎて「納得」ができない、結果その憤りが病院に向かっていく。ご主人の身なりがどんどん汚くなっていくあたりその精神の状態が手に取るように感じられて……なんとも胃が痛くなります。

 

 産婦人科医=訴訟リスク高いというイメージは正直、あります。過去の羊水塞栓症による訴訟など判例も実際に存在します。そのあたりから逃げずに真正面から書かれているコウノドリはすごいなと改めて実感しました。もし興味があられたらぜひ手にとって見てください。

 

 勉強:

 9:00~9:45 授業:新しい内科外科:腎臓④

 お彼岸なのでお墓参り

 16:00~16:30 授業:新しい内科外科:腎臓④

 16:35~17:05 授業:新しい内科外科:腎臓⑤

 17:10~17:40 授業:新しい内科外科:腎臓⑤

 

 18:10~18:40 復習:新しい内科外科:腎臓④、⑤